こどもの貧血 どうする? 

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こどものよくある症状とその原因やケア
ママ
ママ

健診で貧血って言われました・・・

こどもが疲れやすい、貧血ですか?

これもよくあるご相談の1つです。

貧血にもさまざまな原因があり、程度によって対応が異なります。

この記事では、貧血の原因や治療、ホームケアをお話しします。

貧血とは

貧血は、血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶタンパク質)の量が減少する状態です。

子どもでは特に 鉄欠乏性貧血 が一般的で、成長期に必要な鉄分が不足することで起こります。


貧血の原因

➀摂取不足

食事から摂取する鉄が不足している。

特に偏食のお子さんや野菜や炭水化物メインの食事だと不足しがちです。

②消費の過剰

成長スパート:成長期(乳児期や幼児期も)には血液の需要が増え、鉄分不足が起きやすい。

③出血

月経開始後の女の子では月経過多

腸炎や消化器疾患による慢性的な出血の可能性も。赤い便や黒い便がなければちがうでしょう。

➃吸収障害

乳幼児では牛乳を多量に摂取すると鉄の吸収が阻害されてしまうことがあります。


貧血が進行するとどうなるか

  • 疲れやすさ:活動量が減る、だるさを訴える。
  • 集中力の低下:学業や遊びへの意欲が減る。
  • 顔色不良:顔や唇が青白くなる。
  • 動悸・息切れ:軽い運動でも息切れを訴える。
  • 発達遅延:重度の貧血が長期間続くと、認知発達や身体発達に影響を及ぼす可能性があります。

放置して、重度の貧血が進行すると

心臓に負担がかかり、心不全に繋がるケースもあるため注意が必要です。

そらまめママ
そらまめママ

血液検査を受けたら、意外と進行していた ということもあります。

気になるときには、血液検査をおすすめします。

ヘモグロビンの正常値 年齢により異なる
  • 乳児(生後6か月~2歳): 11.0~13.5 g/dL
  • 幼児(2歳~6歳): 11.5~13.5 g/dL
  • 学童期(6歳~12歳): 12.0~14.0 g/dL
  • 思春期(12歳~18歳): 12.0~15.5 g/dL(女の子は月経開始後低くなる傾向)

ヘモグロビンの数値と症状、治療

程度ヘモグロビン値 (g/dL)主な症状
軽度10.0~正常下限疲れやすい、顔色が少し悪い
中等度7.0~9.9息切れ、動悸、集中力の低下
重度7.0未満立ちくらみ
成長や発達の遅れ、重い疲労感

(1) 軽度の貧血(ヘモグロビン10.0~正常下限)

  • 食事療法の強化:鉄分を含む食材を増やし、バランスの取れた食事を心がける。
    • 鉄分豊富な食品:レバー、赤身の肉、ほうれん草、小松菜、大豆製品
    • 鉄吸収を助けるビタミンC:柑橘類、トマト、パプリカ
  • 牛乳の量に注意:1日500ml以下に抑える。
  • 定期的な血液検査:1~3か月後にヘモグロビン値を再確認し、進行しないか確認します。

(2) 中等度の貧血(ヘモグロビン7.0~9.9)

  • 鉄剤の処方:鉄剤の内服
    • 服用の注意:胃腸障害(便秘・吐き気)が起きることがあるため、医師の指示に従う。
  • 貧血の原因精査:慢性的な出血がないか、溶血がないかなどを調べます。
  • 食事療法の併用:鉄剤と食事療法を組み合わせる。

(3) 重度の貧血(ヘモグロビン7.0未満)

  • 緊急対応が必要
    重度の場合は、成長や発達に重大な影響を及ぼす可能性があるため、より詳しい検査をします。
    • 鉄剤投与(経口または静脈注射)
    • 場合によっては輸血:極端に値が低い場合には、輸血をすることもあります。
    • 原因疾患の特定と治療:慢性的な出血がないか、溶血がないかなどを調べます。

予防と対策

食事でしっかり摂取しよう

鉄を多く含む食材と、吸収を助ける栄養素を取り入れましょう

あんまり色々食べてくれないんですが・・・

そんな時には、無理して食事から摂らせると、ごはんの時間が苦痛になりますね。

偏食がひどいときなど

鉄を含んだサプリメントを利用することも効果的です。

そらまめママ
そらまめママ

うちの長男、偏食っ子、はなかなか食事からの摂取は難しかったのでこのサプリを使っていました。

味も匂いもしないので、こっそり飲み物やヨーグルトに混ぜて、、、

薄く色がつきますが味の変化がないので、問題なく食べてくれました。

普段食べているもので鉄分が摂取できるのは安心ですね。

その他気を付けること

乳幼児では、牛乳を多量に摂取すると鉄の吸収が阻害されてしまうことがあり、
牛乳の飲みすぎは鉄の吸収を妨げる可能性があるので、1日に500ml程度に制限しましょう。



医師の診察が必要な場合
  • 子どもが疲れやすく、日常生活に支障をきたしている。
  • 食事ではあまり改善はない。
  • 繰り返す口内炎や爪の変形(スプーン状爪)が見られる。

こうした症状があれば、小児科で血液検査を受けることをお勧めします。


軽度の貧血であれば、日常生活の見直しだけで十分対応できます。

しかし中には、隠れて進行しているケースもあるので、気になる時には相談されてくださいね。

バランスのよい食事を毎食用意するのは大変なことです。

時にはサプリメントなども上手に活用し、お子さんの健康を守りましょう。

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