最近寒くなってきました。乾燥も気になりますね。
そんなとき、こどもの頭にフケがたくさん!!
どうして?放っておいても大丈夫?受診の目安は?
最近このような相談を受けることがぐっと増えました。
まずフケってなんでしょう??
フケは、頭皮の皮膚細胞が剥がれ落ちたもの。
通常は自然に排出されますが、何らかの原因で増え、そうすると目立つようになります。
フケが増える原因
- 頭皮の皮脂バランスの乱れ
- 洗髪が不十分だと皮脂が過剰にたまり、フケの原因になります。
- 一方で、洗いすぎも皮脂が不足して乾燥を招く可能性があります。
- シャンプーの刺激
- 子どもには刺激が強いシャンプーや、すすぎ残しがあるとフケが増えることがあります。
- 乾燥や湿気
- 冬場の乾燥や汗をかきやすい季節の湿気は頭皮の状態に影響を与えます。
- 皮膚疾患
- まれに脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎が原因となることもあります。
- この場合は、フケだけでなく頭皮自体に、赤みやかゆみのある湿疹が見られます。
ホームケア ふけを出しにくくしよう
- シャンプーの見直し
- 低刺激性シャンプーを使用しましょう。「子ども用」や「敏感肌用」と記載されたものが安心ですね。
- 洗髪方法の改善
- 頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。爪を立てると傷がつき、症状を悪化させる可能性があります。お子さんはどう洗っていますか?チェックしてみてくださいね。
- シャンプー後はしっかりすすぎ、頭皮に残らないように注意。
- 保湿のケア
- 洗髪後、乾燥が気になる場合は低刺激性の保湿ローションを使うと良いでしょう。
- 生活習慣の見直し
- バランスの良い食事と十分な睡眠が、皮膚の健康を保つ鍵です。特にビタミンB群(魚、卵、豆類など)は頭皮の健康に良いとされていますので積極的に摂りましょう。
わたしがいくつか使用し、よかったものを紹介します。
こちらのローションは低刺激で伸びもよく、頭皮のべたつきが気にせずに保湿できます。

医療機関から処方を受けるのであれば、ヘパリン類似物質の泡状タイプ、もしくはスプレータイプもお勧め。
ヘパリン類似物質が入ったもので、ドラッグストアでも購入できるものであればこちらもおすすめ。
matsukiyo「ヒルメナイド」シリーズのスプレー

元気なお子さんを医療機関につれていくのも、なんとなく抵抗がある時期ですね。
そんな時にはまずはこの辺りを試されるとよいですね。
こんな場合は受診してください
- 上記のようなケアをしても、フケが改善しない、または悪化。
- 頭皮に赤み、腫れ、またはかさぶたがある。
- かゆみが強く、日常生活に支障が出ている。
これらの症状が見られる場合は、小児科または皮膚科を受診しましょう。
フケは見た目が気になることもありますが、多くの場合は日常的なケアで改善します。
お子さんの頭皮の状態を注意深く観察しながら、無理のない範囲でケアを進めてくださいね。
これから寒くなりますね。大人もフケが気になる季節です。
一緒に頑張りましょうね。

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