
赤ちゃんの爪が内側に入り込んでいる、巻き爪でしょうか?どのタイミングで病院に行くべきでしょうか?
赤ちゃんの爪は薄くて、じっとしてくれないので切りにくく、そして意外と早く伸びますね。
そして、巻き爪、陥入爪など、受診をいつするべき?どうしたらよいの?というトラブルが意外とあります。

この記事では赤ちゃんの爪のトラブルに関して、分かりやすくお話ししますね。

日本創傷外科学会のホームページより

これは大人の写真ですが、赤ちゃんの爪にも同様のことが起こりえます。
爪の端が周りの皮膚に食い込んみ炎症を起こす。周囲の皮膚に痛みや発赤、腫れが起き、細菌が感染して膿がでたり、熱を持ったり、痛みを伴う。
爪の端が内側に巻いている爪の変形で、陥入爪の原因になる。
原因は??
- 爪の形状
赤ちゃんの爪は大人よりも薄くて柔らかいので、変形しやすい。 - 圧力
靴下やロンパースがきつく、指先に圧力がかかると爪が皮膚に食い込む。その他、ハイハイやずりばいで足指を床に押し付けて前に進む際に、食い込んでしまう。

このような原因から赤ちゃんの爪は簡単に変形してしまうのですね。
基本的なケア方法
- 正しい爪の切り方
- まっすぐに切る:爪を深く切りすぎず、角を丸めないで残すことが重要です。
- 爪切り後に少しヤスリで整えると、引っかかりにくくなります。

日本創傷外科学会のホームページより

スクエアオフカットと呼ぶようです。しかしこれ、赤ちゃんの薄い爪にはなかなか難しかったです。なので、伸びたらすぐに切る、を繰り返して食い込みを防ぐしかないと、実際にやってみて思いました。
2.靴下や靴の調整
- 靴下やベビー服、靴は指先に余裕のあるものを選び、圧力がかからないようにします。
爪切りの選び方
赤ちゃん用の「ハサミ型の爪切り」がやはりよいと思います。
3歳など過ぎるとハサミ型ではない爪切りでもよいですね。
・刃先が丸く安全で皮ふを傷つけにくい
・刃先が細いため、爪を少しずつ慎重に切ることができ深爪になりにくい
・力を加減しやすく、赤ちゃんの柔らかい爪を割ったり傷つけたりするリスクが少ない
注意が必要な症状
以下の場合は、すぐに医師に相談してください:
- 爪の周囲に膿や激しい腫れ、赤み、出血などがある
- 赤ちゃんが発熱している(感染の可能性)
- 爪の食い込みが深く、家庭でのケアでは改善しない

陥入爪になり炎症を起こしている場合には、抗菌薬の軟膏や内服などが必要になります。そうなる前に、こまめに切って予防したいですね。

まとめ
赤ちゃんの爪は伸びやすく、薄いので、外からの圧力を受けて変形しやすいです。
3-4日に1回は爪のチェックをし、伸びたら切る、伸びたら切るを繰りかえしましょう。
その他、ゆとりのある靴下や靴選びも大切です。
毎日毎日、小さな変化を漏らさずキャッチするのは本当に大変ですよね。一緒に頑張りましょうね。

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