
そらまめママ
赤ちゃんの吐き戻し、量が多かったり頻回ですと心配になりますよね。
この記事では、心配な吐き戻し、生理的な吐き戻しに関してお話しします。
赤ちゃんの吐き戻しについて
赤ちゃんの吐き戻しは、新生児期から乳児期にかけてよく見られる生理的な現象です。
大半は成長の過程で自然に減少し、心配のないケースが多いです。

そらまめママ
そうはいっても、我が子の吐き戻しを毎日見ていると心配になります。
原因を理解し、適切な対応をすることで安心して育児ができるようになりますね。
➀吐き戻しの原因
生理的なもの(正常な範囲)
- 胃の形状と未熟さ: 赤ちゃんの胃は大人に比べて縦長で、小さいため、飲んだミルクが逆流しやすい。また、胃の入口にある筋肉が未熟で、逆流を防ぐ力が弱いことが原因。
- 飲みすぎ: 赤ちゃんは一度に多くのミルクを飲むと、消化が追いつかずに吐き戻すことがあります。月齢が経つと1回量が多くなり、吐き戻すお子さんも。
- 空気を飲み込む: 哺乳時に空気を多く飲み込むと吐き戻しやすくなる。
病的なもの
吐き戻しが頻繁で、以下の症状を伴う場合には病気の可能性があります:
- 胃食道逆流症(GERD): 吐き戻しが多く、体重増加が見られない場合。
- 幽門狭窄症: 生後2~8週頃に現れる激しい噴水状の嘔吐。体重が増えない。
- 腸閉塞や腸重積: 吐き戻しに加えて腹部膨張や血便、不機嫌、ぐったりなどがある場合。
病的な吐き戻しに当てはまるときには、速やかに医療機関を受診されてください。

そらまめママ
病的なもの(治療が必要なもの)が否定できたら、生理的な範囲の吐き戻しを考えて、自宅でできる工夫をしましょう。
自宅でできる工夫
自宅でできる3つのこと
- 授乳の工夫
- 少量を頻回に授乳: 飲みすぎを防ぐために、一回の授乳量を減らして回数を増やします。
- 授乳後の抱っこ: 授乳後20~30分程度、赤ちゃんを縦抱きにして背中を優しくトントンする、背中をさすり上げることで、空気を抜きやすくします(げっぷを促す)。
- 寝かせ方の工夫
- 頭を少し高くする: 頭をわずかに高くした傾斜のある寝かせ方(約15~30度)を工夫すると逆流が減ります。傾斜のあるバウンサーなどを利用してもよい。
- 仰向けが基本: SIDS(乳幼児突然死症候群)予防のため、うつ伏せ寝は避け、仰向けで寝かせましょう。
- 哺乳瓶の選び方
- 哺乳瓶の乳首のサイズや形状を見直し、赤ちゃんが空気を飲み込みにくいものを選ぶと効果的です。
- 便はきちんと出ていますか
- 便秘で吐き戻しが増えることもあります。お腹のマッサージなども効果的です。
参考に・・・月齢別ミルク量の目安
| 月齢 | 1回の量 (ml) | 1日の回数 | 1日の合計量 (ml) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 0〜1か月 | 70〜100 | 7〜8回 | 500〜800 | 飲む量や頻度に個人差が大きい時期 |
| 1〜2か月 | 100〜120 | 6〜7回 | 600〜800 | 授乳間隔は2.5〜3時間程度 |
| 2〜3か月 | 120〜150 | 6回 | 720〜900 | 授乳間隔が3〜4時間程度に延びる |
| 3〜4か月 | 150〜180 | 5〜6回 | 750〜1000 | 夜間の授乳が少し減る子もいる |
| 4〜5か月 | 180〜200 | 5回 | 900〜1000 | おなかがいっぱいになると飲むのをやめる子も |
| 5〜6か月 | 200〜220 | 4〜5回 | 800〜1100 | 離乳食を始めてミルク量が少し減ることも |
| 6〜12か月 | 200〜240 | 3〜4回 | 600〜900 | 離乳食が進むと、徐々にミルク量が減ります。 |

そらまめママ
これはあくまでも目安です。吐き戻しの多いお子さんは1回量を減らして、回数を増やすことで改善することも多いです。
受診の目安
以下の場合は、すぐに小児科医に相談してください:
- 頻繁で大量の吐き戻し: 毎回の授乳後に多量の吐き戻しがある場合。
- 体重が増えない: 吐き戻しが多く、体重増加が得られない。
- 噴水状の嘔吐: 激しい勢いでミルクを吐く場合(幽門狭窄症の可能性)。
- その他の異常:
- 吐き戻しに血液や緑色の液体(胆汁)が混じる。
- 嘔吐後の元気がなく、ぐったり。
- 発熱や下痢を伴う。
- パパやママが見ていていつもと違うと感じるとき。
病的でない吐き戻しはいつ治る?
多くの場合、生後6~12か月で胃の機能が成熟し、吐き戻しは自然と減ります。
2歳頃にはほとんど見られなくなります。ただし、症状が長引く場合や成長に影響を及ぼしている場合は、小児科医と相談して対応を考えましょう。
まとめ
赤ちゃんの吐き戻し、心配のないものから早めに医療機関を受診するべきものまで、様々あります。
自宅で工夫できることもたくさんありますので、ぜひ落ち着いて対応されてくださいね。



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